August 26th, 2007 - いろいろ

今回のボードッグファイトは、当初予定されていた試合数44からぐ〜んとスケールダウンして全部で24試合。
撮影期間もほとんどの選手たちは一週間ちょい。
コスタリカ二回とロシアで一回やったときは試合も含めて二週間びっちりでしたが、色々と手際よく(?)削れるところは削ってここまで落ち着いたみたいです。

ただ選手たちが到着して次の日、18日夜に行われたウエルカム・ミーティングでファイターズ・リレイションのマネージャー、エリック・ニコル氏が「ボードッグファイトがスタートして一年になりました。これからも続いていきます。ネットで色々な憶測が流れています。ミギュエルがクビになるんじゃないかなど書かれていますが、彼はここにいます。そうです、我々はどこにもいきません!」というスピーチをして、スタッフ全員はイエィーイと大歓声をおくっておりましたが.........。
これって映画の撮影のクランクインのノリなんですよね。
それはいいんですが、これを聞きながら、実際に選手のブッキングをしているトレーナー兼マネージャー連中はみんな複雑な表情をしておりました。

それはそうでしょう。
本来なら7月の終わりに行われるはずだった今回のボードッグファイト。
一ヶ月延期して8月の終わりになりました。と、選手みんなに6月の終わり頃に告知しておいて、今度は7月の終わり頃になって突然「はい、試合数減ります」。
契約を約束されていた選手には「あ、あなたの試合はもうないです。ごめんなさい」、または、「あ、これだけのファイトマネーを約束したけど、これしか払えません。文句あるんなら他の大会にでてもいいです。他に代替えの選手探しますんで」と言い出して計40選手は試合がなくなり(20試合)、今回残った多くの選手たちが約束されていたファイトマネーよりかなり低い額で、または複数試合数を一試合契約に削られてといった状態で参戦していたのですから、トレーナーやマネージャー連中の渋〜い表情も当然といえば当然なのですが。

しかしずーっと試合に向けて練習していて、その試合が一ヶ月延期になって、さぁ、そろそろだ!という時になって、はい、ファイトマネー下げます、いやですか?じゃぁ試合なくなります、といわれたら、もうそれは試合をして収入を得なくてはいけない選手たちにとっては、ファイトマネーが下がろうが、複数試合が一試合契約になろうが、これはもう受ける以外選択肢がないですからね。
これをやられたら選手たちは堪らないと思います。

選手のファイトマネー数千ドル削るよりも他に削減できる所は山ほどあるのに、何でこういった羽目になったのか。
その理由はもうちょっと時間が経ってからどこかで書きたいと思います。
でもその騒動の中で今回のボードッグ参戦がなくなった44勝1敗のバンタム級の猛者ミゲル・トレス。早くWECと契約していきなりタイトルマッチにでも出てください。
あとは復帰が予定されていたエリック・パーソン。
他にも同じ境遇の選手たちはたくさんいるのですが。
オンラインカジノでお金がたくさんあるボードッグみたいな会社でもこうなんです。
現実は厳しいということなんです。
先週コネチカットでの旗揚げ戦が当日キャンセルになったGlobal Fighting Championship。バタービーンとかが出る予定だった大会です。更にはヒカルド・アルメイダの復帰戦が行われる予定のCage Furyも延期になるみたいだし、ブームだバブルだとはいえ、やっぱり北米ではUFCブームなんですよね。
もしもUFCに新間寿がいたら「これはMMAブームではない。UFCブームだ!」とダナと肩でも組みながら声高々にマスコミに宣言しているに違いないんです。
UFCだけが注目されているから一般の人は総合というスポーツをMMAではなく「Ultimate Fighting」と呼ぶんです。
だからUFC以外はどこも青息吐息。
でもボードッグは金はあるでしょ?
確かに金はあるんだと思うけど、だからといって赤字をどんどん献上していくと、そりゃぁ、誰かさんが責任とらなくてはいけないですからね。
それを考えると、なかなか複雑な今回のボードッグファイトでした。

あ、最後に、どこのマスコミでもまだ取り上げられてないのでここで記させて頂きます。
今回のMVPは初日がホドリゴ・ダム、そして二日目がカリーナ・ダムでした。姉と弟、それぞれ5000ドルずつ賞金貰って大喜びだったそうです。
おめでとうさん!
でもホドリゴはほんと強いです。
練習場で色んな選手に自分から声をかえてスパーリングしているんですが、もう数十分もすれば人だかりです。
どの選手もほとんどまったく歯が立たない。
それをじーっと見る選手たちでまわりはいっぱいになるんです。
ビリヤードの世界選手権トーナメントが行われているカジノホテルとかに設けられた練習ルームで、トッププロたちが凄い額かけてプレイしているじゃないですか。
もうそれに似た雰囲気ですね。
昔の新日本プロレスファンだったら、あ、全盛期の猪木が若手選手に稽古を付けているときってこんな感じだったんだだろうな、なんて錯覚しちゃうぐらいの断然の強さです。
そのホドリゴ、最後は一分近くパンチと膝蹴りを物凄いスピードで連発してのTKO勝ち。
毎回会う度にどんどん強くなっているし、ほんと、ひいき目ゼロでボードッグではいま一番の注目株だと思います。
あと4、5試合したら凄い選手になっているかも、ショーン・シャークもかなわないだろ、とへんな期待をしちゃいますね(笑)、彼をみていると。
by shu_hirata | 2007-08-27 18:34


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